- 資産合計
- 預金と投資を合わせた、お金の全部です。保険をやめたら戻るお金があれば、それも足します。
- 投資しない場合
- 白い点線です。おなじ暮らしのまま、投資をまったくしなかったらお金がどうなるか。投資をしたときの線と見くらべるための線です。
- 預金の線が赤い年
- その年の生活費を、預金だけではまかなえなかった年です。
足りない分は、投資を売って(それもなければ保険をやめて)生活費にあてています。
毎月の投資額や支出を変えると、赤いところも変わります。
- 変更前
- うすい点線です。設定を変える前の線が、変えたあとも残ります。変える前と後を見くらべるためのもので、次に変えるまで出ています。
- 退職時の資産合計
- 「退職する年齢」で入れた歳になる年の、12月のお金の見込みです。
- 年5%・年3%
- 投資が1年でどれだけ増えるか、の「もしも」です。基準は年5%、ひかえめは年3%。
どちらが本当になるかは、だれにもわかりません。だから2つならべて、見くらべます。
この%は、ものの値段が上がる分を引いたあとの数字として読んでください。
- 15年ルール
- 「15年より近いうちに使うお金は、投資に置かない」という考え方です。
裏返すと、15年以上使わないお金は、預金に置かず投資に置きます。
この考え方は、退職の前と後で、はたらき方が変わります。
退職の前は、毎月新しいお金が入ります。その置き場は、あなたが「毎月の投資額」で決めます。人生何があるか分かりません。収入が途切れることもあるので、預金を投資へ移すかどうかも、あなたの判断にまかせます。
退職の後は、新しいお金は入りませんが、年金で収入の見通しが立ちます。そこで、退職の年を起点に、お金の置き場をいちど組み直します。
預金には、この先15年で年金などでは足りない分と、1年分の生活防衛資金(毎月の不足の12か月分)を置きます。
それより多い預金は、投資へ移します。
投資は、退職の年から15年間、持ち続けます。15年がたったら、足りない分を投資から預金へ移します。
預金が足りなくなった年だけは、投資を売ってあてます。その年は、預金の線が赤くなります。
退職前ためる時期
- 新しく入るお金
- 毎月の積立がある
- 収入
- 途切れることもある
- お金の置き場
- 15年より近い目標は貯金、先の目標は投資。「毎月の投資額」であなたが決める
- 持っている投資
- 売らない
- 預金と投資の移し替え
- あなたが決める(一括投資など)
退職後取り崩す時期
- 新しく入るお金
- 無い(積立は退職で止まる)
- 収入
- 年金で見通しが立つ
- お金の置き場
- この先15年で年金などでは足りない分と、1年分の生活防衛資金を預金に置く。それより多い預金は投資へ
- 持っている投資
- 退職の年を起点に組み直し、そこから15年は持ち続ける
- 預金と投資の移し替え
- 自動で行う。「投資を預金へ移す」で、あなたが戻すこともできる
- 大きな買い物
- 「変えてみる」の4本目です。歳の欄は空で始まり、押すと今の歳から100歳までの候補が出ます。選んだ歳になる年に、その金額を一度だけ使ったら、線がどうなるかを見られます。
お金はその年の預金から出します。足りない分は、投資を売ってあてます。
使えるのは、その年のはじめに預金と投資に残っている分までです。
- 一括投資
- 「変えてみる」の5本目です。選んだ歳になる年のはじめに、預金から投資へその金額を一度だけ移したら、線がどうなるかを見られます。
退職金などでふえた預金のうち、15年以上使わない分を市場に置く、という考え方を確かめるためのものです。
移せるのは、その年のはじめの預金のうち、この先15年で足りない分(年金などの収入ではまかなえない金額)と1年分の生活防衛資金を除いた額までです。
退職したあとは、15年以上使わない預金を自動で投資へ移します。そのため、このつまみで足せる分はふつうありません。使うのは、退職より前の歳です。
- 投資から預金へ移す
- 「変えてみる」の6本目です。選んだ歳になる年のはじめに、投資から預金へその金額を移したら、線がどうなるかを見られます。
移したお金は使いません。預金に置くだけです。そのぶん、その年からは投資の増え方に乗らなくなります。
移せるのは、その年のはじめに投資に残っている分までです。
- 退職後の月次収支
- 老後の家計の欄のいちばん下に出る表です。その年に線が使う「毎月いくら入って、いくら出るか」を、現在の家計の月次収支(PL)と同じ箱図で出します。左が支出(固定費・変動費)、右が収入(年金の手取り・就労収入)で、足りない分は右に「収入を超えた分」として積みます。
年に一度の特別な支出は毎月の欄に混ぜず、年額のまま別の行に出します。そのぶん、年間収支は月次収支の12倍とは一致しません。
車の買い替えや介護のような一度きりの出費は、この表には入っていません(見通しの線には入っています)。
- 年金の手取り
- 年金の額面から、所得税・住民税・国民健康保険料(75歳からは後期高齢者医療保険料)・介護保険料を引いた額です。線はこの手取りで引きます。
年金の欄に入れるのは額面(ねんきん定期便の見込み額)でかまいません。入れると、同じ欄の下に「手取りの見込み」が本人・配偶者・世帯合計の3つで出ます。それぞれに「引かれるもの」(国民健康保険料・介護保険料・所得税と住民税)の額も並びます。
人ごとの額は「その人に課される分」で分けています(税・後期高齢者医療保険料・介護保険料はもともと1人ずつ。国民健康保険料は世帯にまとめて課されますが、所得割と均等割はその人の分が分かるので、そこで分けています)。3つを足すと世帯合計になります。
年金を受け取り始めても国民健康保険料はなくなりません(条件を満たす世帯は年金からの天引きになります)。75歳からは後期高齢者医療保険料に変わります。
手取りは受け取る年齢や世帯の状況で変わるので、夫婦そろって受け取り始める年の条件で出しています(片方だけが受け取る期間があるときは、その期間の額も添えています)。引く額は令和8年度・東京23区の料率(介護保険料は東京都の平均)で計算した概算で、お住まいの自治体で保険料は変わります。
- 概算
- 「がいさん」と読みます。線は、あなたが入れた数字から計算した見込みです。
年金には所得税・住民税・国民健康保険料(75歳からは後期高齢者医療保険料)・介護保険料がかかるものとして、その分を引いた手取りで計算しています(令和8年度・東京23区の料率と、東京都の平均の介護保険料による概算)。投資の税金と手数料は入れていません。
1年ごとの計算なので、年の途中で一時的にお金が減る場面までは出ません。
将来かならずこうなる、という約束ではありません。
- 線に入れないこと
- 線は、いま入っている数字を、そのまま100歳までのばしたものです。これから起きる変化を、こちらで決めて足すことはしません。
たとえば、次のことは線に入れていません。
・ものの値段が、これから上がる分
・投資を売るときにかかる税金
・家族が先に亡くなること(配偶者の年金と生活費は、100歳まで同じままです)
・投資が、ある年に大きく下がること(利回りは毎年同じ、として計算します)
なぜ入れないか。先のことをこちらで一律に決めて線に入れると、あなたの家の本当の姿から、かえって遠くなるからです。
代わりに、この道具は「いまの数字」をいつでも直せるようにしてあります。ものの値段が変わったとき、家族のことが変わったとき、投資の残高が動いたとき。そのたびに、あなたが数字を入れ直すと、線も引き直されます。
年5%・年3%も、同じ考え方です。1年ごとの上げ下げを当てるのではなく、長く持ったときに「ならして、これくらい」という数字として使っています。